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スコットランド 南アフリカ 信託
2015年11月06日

 

ポリー

「番人。スコットランド知ってますか。」

 

番人

「竹鶴とエリーの話だっけ。」

 

ポリー

「そう。マッサンですね。」

 

ポリー

「スコットランドにも信託というものがあるようです。日本と同じような家族信託もあります。財産を承継するための、条件付きの贈与機能を備えた信託。

1つ。財産を信託する目的が、無駄遣い、財産所有者の虚栄心を満足させるためだけの場合は、他の人に迷惑をかけていなくても、設定した信託が無効になるようです。」

 

番人

「自分のために使うなってことかな。それは無駄遣いです、とかそれは見栄を張るためだから駄目、とかは誰が決めるんだろね。」

 

すみれ

「たしかに。誰が決めるんだろうね。」

 

ポリー

「すみれ。ほんとですね。そこまでは考えてませんでした。

スコットランドはイングランドの近くにあるけど、法律は違う体系を取っています。基本的に日本と同じです。

 

南アフリカはイングランドとは遠く離れています。

南アフリカも、日本やスコットランドと同じような法律の体系を持っています。

 

ただ、信託については、歴史的な背景や、政策、人の生活・考え方の違いかなどがあると思うんですが、イングランドの信託と、南アフリカの信託、スコットランドの信託は共通点が多いようです。」

 

「スコットランドと南アフリカか。正直あまり関係のない国同士って感じ。」

 

「イングランド、そして法律の体型という補助線を引くと、日本の信託にも、参考となるところが見つかるかもしれないです。

 

スコットランドや南アフリカでは、後継ぎ遺贈を認めていて(遺言で息子→孫など2回以上指定すること)、信託がそれにとって代わりました。

スコットランドでは、他の種類の私人信託に吸収されるという形で。

南アフリカでは、後継遺贈の受け皿という形をとりました。どっちも信託が公共性を持っているという理由です。」

 

「ポリー、よく知ってるな。」

 

「昨日、晩ご飯の後にケーキを食べたので。南アフリカでは、昔、宗教上、国籍上そして人種上の配慮と関連する信託も認められていたそうです。」

 

「国籍や人種も関わるのか。闘いっていうか、守るって感じ。」

 

すみれ

「ハイボールって美味しいんですかね。飲めないから、りんご食べます。」

 

 

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参考

マリウス・デ・ヴァール/ロードリック・パイズリー

「スコットランド・南アフリカにおける信託」(1)(2) 渡辺宏之訳