〒903-0114沖縄県中頭郡西原町字桃原85番地 TEL098-945-9268 受付時間平日9:00~17:00

司法書士宮城事務所 > お便り > 家族信託・民事信託 > 公正証書遺言

公正証書遺言
2017年06月18日

琉球新報かふうVoil.611

よくわかる不動産相続Q&AFile.5

 

1、相談者は会社を定年退職して、10年。

2、妻は他界し、長男の一郎家族と一緒に暮らしている。

3、子は、一郎の他に、次男の次郎、三男の三郎がいる。

4、財産は、住宅ローン完済済みの自宅である土地、建物(時価3000万円)

と1500万円の預金

5、相談者の意思は、長男の一郎にはトートーメと仏壇を継いでもらうために自宅をあげようと考えている。

6、次郎は三郎が、何か言ってくることはないと思うのですが、円満に一郎に自宅を譲るにはどのようにしたらいいか。

 

何もしなかった場合

一郎、次郎、三郎の3人が相続人。

相続分は3分の1ずつ。

一郎が自宅を取得するには、預金を含めて遺産分割協議が必要。

遺産分割協議がまとまらない場合は、自宅は共有の可能性。または、少しお金を払って納得してもらう。

仏壇は?

 

 

公正証書遺言を作る前に

(1)実際に遺言書を作成する人は多いか

縁起が悪い、子供たちがちゃんとやってくれる、実際に作ったとしても他の人には言わない、などがありあまり多くもなく、広まりにくいのではないかと思います。

(2)遺言書を作成するタイミング

作れる時、作りたい時、だと考えます。自筆証書遺言でも良いと思います。変更、撤回可能ですし、認知症などになると作成することが出来なくなります。

 

公正証書遺言を作成した場合

自宅は一郎に

預金は次郎と三郎で均等に

 

家族信託・民事信託を利用した場合

信託する財産 自宅、預金、仏壇

受託者 一郎

受益者 相談者

次の受益者 自宅と仏壇に関しては一郎、残った預金は次郎と三郎に均等に

 

公正証書遺言と違うところ

仏壇を継ぐ人を法的に決めることができる。

自宅のリフォームが必要になった場合、相談者が認知症などであっても、一郎が契約することができる。