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母が息子に信託するのと、不動産会社に管理をお願いするのはどう違うか。
2017年04月14日

共通点・・・相手を信頼して目的の実現を依頼すること

 

 

相違点

信託の場合、不動産の名義が子供に移り、不動産は信託法により所有者から独立した地位を得る。

 

 

・契約の当事者
不動産会社と管理契約を結ぶのは、受託者としての息子となる。

 

不動産会社に管理をお願いする場合は、母が所有者として管理契約を結ぶ(委任契約)。

 

 

・契約後
信託した場合は、母の健康状態に関係なく契約は続く。母が亡くなっても次の受益者として娘がいる場合、信託は終了しない。息子の健康状態によって契約に影響が出る。息子は原則として受託者を勝手に辞めることはできない。

 

不動産会社に管理をお願いする場合は、母の認知症などによって契約の更新ができなくなる、契約を変更する必要がある、新たな契約が必要になる場合がある。母が亡くなることによって、契約は原則として終了する。母は原則として自由に不動産を管理する会社を変更することができる。

 

 

参考

民法537条、538条、643条、651条、653条

大判明治38年5月11日

最判平成4年9月22日

信託法2条、26条、57条、90条、91条