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“襲名”   ご自身が全て所有している自社の株式を、後継者に贈与する意思があり、後継者も充分に自覚がある。課税だけが気になる。
2017年03月22日

信託契約書(例)

○年○月○日

たつは、とらとの間で信託契約を締結します。

 

 

(信託の目的)
第○条 この信託は、第○条に規定する受益者の財産を保護し、後継者への円滑な承継に資することを目的とします。とらは、たつの意向を汲み、信託財産を管理、運用及び処分する。
(信託財産)
第○条
1 契約をした日の信託財産は、次の第1号から第2号までとする。契約後に、第3号から第4号によって発生した財産もその種類に応じた信託財産とする。
(1) 別紙1に記載の株式(今後、「信託株式」という。)
(2) 金銭○○万円(今後、「信託金銭」という。)
(3) 受益者から追加信託を受けた株式及び金銭
(4) その他の信託財産より生じる全ての利益
2 たつは、この信託について特別受益の持ち戻しを免除する。

 

(受託者)
第○条 本信託の最初の受託者は、次の者とする。
住所:○○  氏名:とら  生年月日:寅年

 

(信託の期間)
第○条 この信託の期間は、契約をした日から、信託が終了する日までとする。

 

 

(信託株式の管理方法)
第○条
1 たつととらは、協力して信託株式について株主名簿の書換え手続きを行う。
2 信託株式の議決権の行使は、とらが適切と認める方法、時期及び範囲において自らの裁量で行う。

 

 

(信託金銭の管理方法)
第○条
1 とらは、信託金銭について、信託に必要な表示または記録等を行い、とら個人の財産と分けて性質を変えず管理する。
2 株式配当金がある場合は、たつに分配する。

 

 

(信託事務の費用)
第○条
1 とらは、次の費用を、信託事務の必要経費として信託金銭から支出する。
(1) 議決権行使にかかる書類の作成、保存及び管理の費用
(2) たつへの株式配当金の分配手続きにかかる費用
(3) 税金及び専門家費用
(4) その他の必要な一切の費用
2 とらは、特別の支出が見込まれる場合は、信託の目的に従い、たつかさるの同意を得て、支出することができる。
3 とらは、費用の不足があるときは、たつかさるに対して信託金銭の追加を求めることができる。

 

 

(受益者)
第○条
1 この信託の最初の受益者は、たつとする。
2 たつが亡くなった場合、とらは、信託法第91条によって受益権を取得する。たつは、とらが受益権を取得することに同意する。

 

 

(受益権)
第○条
1 信託株式、株式分割による分割後の株式その他のこれらに準ずるものは、元本とする。
2 信託株式より生じる金銭による配当金、その他のこれに準ずるもの及び信託金銭の運用により生じる利益は、収益とする。
3 元本又は収益のいずれか不分明なものは、受託者が判断する。
4 受益者は、信託株式の配当金、その他の信託財産から発生する経済的利益を受けることができる。
5 受益者が、受益権を譲渡、質入れ、分割及び担保設定その他の処分をするには、受託者の事前承諾を要する。

 

 

(受益者代理人)
第○条 この信託の受益者の代理人は、さる(生年月日:申年)とする。

 

 

(とらの事務)
第○条 とらは、次の事務を行う。その他にも、信託の目的に沿った職務を行う。
(1) 株主総会での議決権行使
(2) たつへの、信託株式から生じる配当金の給付
(3) 信託帳簿、財産状況開示資料及び管理台帳その他の必要な書類の作成

 

 

(信託事務の委託)
第○条 とらは、信託事務の一部について必要があるときは、とらと同様の管理方法を定め、専門家などへ委託することができる。
(1) 委託先の名称○○   住所○○    連絡先○○
(2) 信託事務の委託先を選定する基準は、専門性が必要な業務及び受託者自身が行うには時間がかかる業務とする。

 

(委託者の地位)
第○条 たつは、契約に記載のある権利だけを持ち、亡くなった時に、委託者の地位は消滅する。

 

 

(計算期間)
第○条 この信託の計算期間は、毎年1月1日から12月31日までとする。最初の計算期間は契約をした日から始まり、最後の計算期間は信託の終了

した日までとする。

 

(信託財産に関する報告)
第○条 とらは、計算期間に行った計算を、たつかさるへ報告する。

 

(報告例)
計算期間 暦年(1月1日~12月31日)
報告者 受託者から、受益者又は受益者代理人
報告時期 計算期間の終了から2か月以内
報告内容 期間内配当金額・株式残高数

 

(信託の変更)
第○条 信託の変更は、とらとたつ、又はとらとさるの合意による。

 

 

(信託の終了)
第○条 この信託が終了するのは、次のいずれかが起こったときとする。
(1) とらとたつ、又はとらとさるが合意したとき
(2) 信託法が定めるとき
(3) 信託金銭は、たつが死亡した時

 

 

(清算受託者)
第○条 この信託が終了したときの受託者は、引き続き清算の事務を行う。

 

 

(残余財産の帰属権利者)
第○条 この信託が終了したときの受益者は、残ったものを取得する。

 

 

(残余財産の引渡し方法)
第○条 清算受託者が、残余財産の帰属権利者に、信託財産の全てをその債権関係とともに引き渡し、最終計算の承認を得たときに、清算手続は終了する。

 

(契約に定めのない事項)
第○条 契約に定めのない事項は、とらとたつ又はとらとさるが法律を守り協議の上決定する。

 

この契約を証するために、正本2通を作成し、とらとたつが、各1通保有します。

 

 

[別紙]

 

信託財産目録

第1 信託株式
〇〇市〇〇町〇丁目〇番〇号
【商号】の普通株式   〇〇株

 

 

第2 信託金銭   金 万円