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PartⅢ どこが変わった?ここが変わった!⑮ (仮訳)
2016年07月20日

Q 債権者や債務者は、保証人にいろいろな情報を提供したり、通知をしなくてはいけなくなるのでしょうか?

 

Q Do obligees and obligors become to provide and notify the guarantor of information?

 

A 保証人を保護するため、事業の債務についての債務者や債権者は、一定の情報を保証人に提供(通知)しなくてはならなくなります。
A They have to notify the guarantor of specific information about the obligation of their business to protect the guarantor.

 

保証契約では、債務者が債務の弁済を怠れば、保証人が債務者に代わって弁済の責任を負うことになります。そうすると、保証人としては、債務者の財産状況やその後の弁済状況について正しい情報を知らされなければ、怖くて保証契約を結べないでしょう。

 

At the guarantee contract, if the obligor doesn’t perform his/her obligation, the guarantor takes responsibility for doing it. For the guarantor, if they can’t take the right information about the property of the obligor and the extent of the performance, they will not make a guarantee contract.

 

そこで、新しい民法では、保証人を保護するため、事業に関する債務の債務者や債権者に対して、一定の情報を提供(通知)する義務を負わせることになります。

 

In the new Civil Code, the obligees and obligors of the obligation have to notify the guarantor of the specific information about the business to protect the guarantor.

 

具体的な義務としては、1つ目は事業に関する債務について保証契約を結ぶ時は、債務者が、債務者の依頼により保証人(委託を受けた保証人)になろうとする個人に対して、自分の財産状況等を伝えなくてはいけないとするものです。もし、伝えてもらった財産状況等にウソや隠しごとがあるのに、貸主等の債権者がそれらをうっかり見過ごしているような場合には、保証人は後からでも、保証契約を取り消すことができるというものです。

 

The obligor have to tell the guarantor, who is asked to become guarantor for the obligor, his/her state of property, and so on, when they make a guarantee contract about the obligation about their business. If there are the case, the obligee overlook some lies of the state of the property, and so on, and the like, the guarantor is voidable later.

 

2つ目は、保証契約後、委託を受けた保証人から求めがあった場合には、債権者は、遅滞なく、債務者の弁済状況等を伝えなくてはならないとするものです。

 

If the obligee is asked by the guarantor, who is requested to become a guarantor, after making a guarantee contract, the obligee have to tell without delay the state of the performance of the obligor, and so on.

 

3つ目は、弁済の遅れ等の事情によって、債務者が残りの債務を一括して弁済しなくてはならなくなった(期限の利益の喪失)場合には、債権者は、そのことを知ってから2ヶ月以内に、個人の保証人に対して通知しなければならないとするものです。もし、債権者が期限内に通知をしないでいる場合、保証人は、原則として、期限の利益を喪失した時からその通知を受けるまでに発生した遅延損害金についての保証債務を支払う必要はありません。

 

If the obligor has to perform the other obligation at one time (to forfeit the benefit of time) by the reasons of the delay of the performance, and so on, the obligee has to notify the guarantor of the facts within two months from the time, when the obligee knew the facts. If the obligee doesn’t notify within the time limit, in principal, the guarantor doesn’t need to pay the guarantee obligation of delay damages, which occur by the time the obligor receives the notice from the time the obligor forfeits the benefit of time.

 

いずれの義務も、取引の当事者にとっては、かなり重い負担となります。しかし、世の中から安易な保証契約をなくし健全な取引社会を築くという目的からすれば、こうした義務は、やはり必要なものと言えそうです。

 

These duty is heavy for the party. But these duty may need from the point of view that we shall make a sound business relationship while abolish easy the guarantee contract from the world.

 

出典:『民法改正でくらし・ビジネスはこう変わる!』 2015年 日本司法書士会連合会 ㈱中央経済社

 

連日、大変暑いですね。仕事中、ふと気づくと、ただボーっと扇風機の首降りを見てるだけの自分がいたりします。まずいまずい・・・ 暑さで頭が煮えそうです。
読者の皆さんは、夜は眠れますか? 私は眠れないとついつい起き出してしまいそうになりますが、退屈でも暗い時間帯はできるだけ体を休めたほうがいいということを、知り合いのお医者さんに教えていただきました。

どうぞ、皆さんもご自愛ください。